お口のトラブルとケア(PART2)
- 大手町歯科医院
- 2024年3月15日
- 読了時間: 2分

こんにちは!
今回も「高齢者のお口のトラブルとケア」についてお話しします。
前回は、高齢者の歯とお口の特徴という内容で口腔機能についてお伝えしました。
今回は歯や歯ぐきについてお話ししていきます。
🦷歯がすり減る
長年にわたる食事などにより、歯と歯や、歯と食べ物との接触、歯ぎしりなどが原因で知らず知らずのうちに歯の表面を覆うエナメル質が擦り切れ、象牙質が露出していきます。
この状態が進むと知覚過敏や歯の神経(歯髄)に影響が出たり、むし歯にもなりやすくなります。

🦷歯ぐきが下がる
歯ぐきも加齢とともに退縮してきます。歯ぐきが痩せてきて歯根部が露出すると、歯と歯のすき間が広がり食べかすがはさまったりして、歯垢や汚れが溜まりやすくなります。
これに伴い、歯みがきが難しくなって、みがき残しが多くなると、更に歯石もつきやすくなります。この影響で、むし歯の発生や歯周病の発症率が高まり加齢変化から病的変化へと進行することになります。

🦷くさび状にすり減る
歯ぎしりやかみ合わせの強さなどが原因で、歯のエナメル質とセメント質の境目付近が侵されて、根の一部がえぐれるように欠損して、くさび状にえぐれてきます。(くさび状欠損)
くさび欠損が生じると知覚過敏を引き起こしやすくなります。また欠損が拡大すると、虫歯になったり、歯が折れたりします。

🦷口に食べかすが残りやすくなる
歯ぐきの退縮や歯周病などが原因で生じた歯のすき間には食べかすや歯垢が溜まりやすくなります。さらに、口腔を構成する筋肉や舌の動きである、咀嚼、飲み込む、唾液分泌の能力が低下してくることで、お口の中に食べかすが残り口腔環境が悪化して、むし歯、歯周病、肺炎のリスクが一層高まります。

「あれ??」「もしかして??」そう思い当たることがありませんか?
放置せずに歯医者さんへ相談してみましょう。
早期に治療をスタートして、これからも楽しく、美味しいお食事を!!

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