口臭の原因&自宅でのセルフケア
- 大手町歯科医院
- 2023年12月15日
- 読了時間: 3分
こんにちは!

近頃、口臭が気になるのだけど・・・
というお話を、カウンセリングの際に
聞く機会が多くなってきたました。
皆さんはどうでしょう?気になりますか?
マスクを外して生活できるようになってきた今、
口臭を機にする方がふえています。
そこで今回は・・・「口臭の原因や対策」についてお伝えします。
「口臭の原因の一つは歯周病」
口臭の原因は・・・
●起床時や緊張した時等にみられる唾液の減少
●ニオイの強い食事やアルコール飲料
●お腹が空いている状態、疲れている状態
●むし歯、歯周病
●扁桃腺炎、糖尿病などの口以外の病気
●舌苔(白っぽい舌の汚れ)
・・・・などたくさんありますが・・・
治療が必要な病的な原因としてもっともよく見られるのが歯周病です。
歯周病菌が匂いの元に
歯周病菌が産生する硫化水素、メチルメルカプタンによって口臭が強くなります。
歯周病が進行すると歯と歯茎の境目にある歯周病ポケットが深くなります。
歯周病菌は酸素を嫌うため、酸素の少ない歯周ポケット内の繁殖に適した場所になってしまいます。
『歯みがきをしよう!』お家でできる口臭ケア
口臭を抑えるためには
毎日の歯みがきで歯に付着しているプラーク(細菌の塊)を除去することが重要です。
歯みがきはなるべく毎食後行い、歯の表面の汚れをこまめに落とすことが歯周病予防に
繋がります。
●歯垢が溜まりやすい場所●
プラークのつきやすい場所は
●歯と歯茎の境目
●歯と歯の間
●隣の歯がないところ
●奥歯の噛む面の溝
●歯並びの悪い部分
などがありますが・・・・💦
歯ブラシで取り除けるのは・・・
約60%と言われています。
フロスや歯間ブラシなど、補助用具の紹介と使い方
歯ブラシだけでは取り除けないプラークの除去には補助用具を使う必要があります。
補助用具にはいろいろな種類があります。
フロス・歯間ブラシ・舌ブラシの使い方を紹介します。
★フロス★
フロスには、F字型・Y字型・指に巻いて使う指巻タイプの3種類があります。

ノコギリを引くように動かしながらゆっくり歯と歯の
間を通し、歯の面に擦り付けるように上下に動かしてください。


★歯間ブラシ★
歯と歯の間の三角の隙間が広い方に適しているのが歯間ブラシです。
歯間ブラシは・・・
SSSS・SSS・SS・S・M・Lの6種類のサイズがあります。

歯と歯の間を通した時に少し抵抗があるぐらいのサイズを選んでください。
歯と歯の間の歯ぐきに対して平衡に通し
歯の面の汚れを擦り取るように前後に何度か動かしてください。
★舌ブラシ★
舌の表面についている汚れを取るのに適しているのが舌ブラシです。

舌の奥から手前に向かって舌の表面を撫でるように
優しい力で動かしてください。
舌はとてもデリケートなので1日1回を目安に
使用しましょう。
◆大切なプロケア◆
歯周病の予防にはセルフケアだけでなく、歯科医院で行うプロケアも大切です。
◇プロケアの内容◇
・ブラッシング指導で正しい方法で磨けているかの確認
・歯ブラシの届かない歯周ポケット内の細菌の除去や歯ブラシでは
取ることのできない歯石の除去
・ポリッシングブラシでザラザラになっている歯の表面をツルツルに
磨き汚れが付着しにくくする
ひとりひとりにあったケアの仕方を知ることも大切なポイントです。
数か月に1回のプロケアを受けることで、気を付けるポイントなどもしる機会になります。
口臭の原因となる歯周病の予防のためには、
お家で毎日行うセルフケアと、
ご自身では行き届かないところをお手伝いが出来る歯科医院でのプロのケアが大切です。

マスクを外すことが多くなり、口臭が気になる方は、
是非この機会に歯周病予防も兼ねてプロのケアをして行きましょう。
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