~妊娠中に増えるお口のトラブル~
- 大手町歯科医院
- 2023年11月24日
- 読了時間: 3分

こんにちは!
11月も後半に入りましたが、ぽかぽか陽気になったり
気温がぐっと下がったり身体が追い付けませんね・・・
インフルエンザや風邪なども流行っていてますね。
体調管理には十分気を付けて下さいね。
今回は、「妊娠中のお口のトラブル」についてお話しします。
「妊婦さんは、虫歯や歯周病になりやすい」と聞いたことはないでしょうか?
妊娠中はお口のトラブルの悪循環に注意!!

妊娠すると女性ホルモンが増加します。
実は、歯周病を引き起こす歯周病菌の中には「女性ホルモンのよって活発化」
するものがあり歯周病のリスクが増大します。
すると・・・
歯ぐきに腫れや出血がみられるようになり
さらに、お口の中がネバネバするなど不快な状態になる事は少なくありません。
また、ホルモンバランスが乱れると「妊娠性エプーリス」という病気になり
歯ぐきに「できもの」ができることもあります。
これらはいずれも「痛み」や「出血」を伴いうため
歯みがきしずらくなります。

すると、
お口の細菌がどんどん増えることになり
歯周病がさらに進行して
もっと腫れや出血がひどくなる・・・
悪循環になってしまうのです。
もちろん、細菌が増えれば歯周病だけでなく、むし歯の危険性も高まります。

母体だけじゃない!
歯周病は赤ちゃんにも影響が・・・
さらに、歯周病はお口の中のトラブルには留まらず赤ちゃんにも影響を及ぼします・・・
歯周病はお口の中だけではなく、血管内に細菌が入り込んで全身に影響してきます。

実は、妊娠中に歯周病のなると
「低体重早産・早産のリスク」が高くなるということが明らかになっているのです。
日々の歯みがきや、歯周病予防は基本です!!
ですが・・・
妊娠中はつわりがひどい、歯みがきが難しいころもあります。
そんな時は・・・・
・歯みがき粉の味を変える
・洗口液を使う

それも難しいようであれば
うがいをするだけでも構いませんので赤ちゃんを守るためにもお口を可能な限り清潔に保つように心がけてみて下さい。
妊娠中でも治療は出来るの?
妊娠中の歯科治療と赤ちゃんへの影響を気にされて治療を不安に思う
お母さんがいるのも当然です。
しかし、病気を放置しているとお母さんにストレスが増えたり
赤ちゃんへのリスクが高まりかえって悪影響を与えることも!
そのためちゃんと治療をする方が赤ちゃんのためにも
お母さんにとってもメリットがあります。
安定期に入れば、ほとんどの治療を受けることもできますし
麻酔やレントゲンなども
赤ちゃんにはほぼ影響はありません。

安心して出産に臨めるよう、
心配事などのストレスを溜め込まないように、
お口のトラブルがある時は歯科医院へ
相談してみましょう。


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