🦷風邪予防に歯磨きをしよう!!
- 大手町歯科医院
- 2024年2月6日
- 読了時間: 3分

こんにちは!
節分・・・
一般的に邪気を払い、無病息災を願う行事と言われています。
「季節の変わり目は邪気が入りやすい」と考えられ「この時期(2月上旬)はまだ寒く体調を崩しやすい」ことから新年を迎えるにあたって、邪気を祓い清め、一年間の無病息災祈る行事として追儺(ついな)という行事が行われてきたそうです。
季節の変わり目で体調を崩していませんでしょうか?
宮城県内では、インフルエンザやコロナの感染者数が多くなっているようです。
そこで、今回は「歯ブラシで風邪予防について」お話しします。
先日、テレビ番組でインフルエンザ等の感染予防には「毎日の正しい歯ブラシ」が大切!!と話題になっていました。
風邪予防には「適度な睡眠」「適度な運動」「適度な食事」この3つが基本になると言われています。
その他には、「正しいブラッシング」「起床時の歯みがき・うがい」が有効的である事を
ご存じですか?

風邪やインフルエンザ等のウイルスは、鼻や喉などの粘膜から体の内部に侵入します。
空気中等の存在しているウイルスは、たんぱく質の膜に覆われており、その膜から出てこないと悪さは出来ません。
実は・・・口腔内には沢山の細菌が生息しており、約30億~6000億もの細菌が存在すると言われています。
これらの細菌はプロテアーゼという、たんぱく質を分解する酵素を出す特性があります。

口腔内を不潔にしていると・・・細菌が増殖してしまいます!!
考えただけでも・・・ゾッとしますね💦

プロテアーゼは風邪やインフルエンザイウイルスを粘膜に侵入しやすくする働きがあります。
口腔内が不潔な状態
⇩
プロテアーゼの量が増える
⇩
風邪・インフルエンザ・コロナに感染しやすい
⇩
悪循環な環境に!!
【予防に効果的な歯みがきのポイント】
① 夜(就寝前)は念入りに!!
寝ている間は唾液量が減り口腔内が乾燥し、昼間に比べて細菌が繁殖しやすくなります。
② 朝は起きてすぐに磨く!!
寝ている間はお口の中で細菌が増えています。
そのまま飲食して細菌やウイルスを飲み込んでしまわないようにです。
③ 舌も磨く!!
細菌は歯だけではなく、舌の上に多くの生息しているため
過去に介護施設で実施された調査では、歯科衛生士が定期的に歯垢の除去を行い歯みがき、舌みがき等の指導をした場合と、指導をしなかった方と比べて、定期的なクリーニングや
指導等を行った方は約1割の方が風邪を引かなかったという結果がえられたそうです。
一次予防として、うがい・手洗いは知られていても、歯みがきが感染予防となることは
あまり知られていません。
さらに、毎日使用している歯ブラシも使っているうちに歯ブラシにも細菌が繁殖します。
口腔内に溜まったウイルスや細菌が歯ブラシに付着したまま何か月も使うのは良いことではありません。
忘れがちではありますが、口腔内を清潔に保つために「歯ブラシの交換」も1か月毎の交換を目安にしましょう!!

日々の歯みがきが、虫歯や歯周病の予防だけではなく
風邪やインフルエンザの感染予防になります。
毎日のブラッシングでキレイに保つようにしましょう。


人それぞれ歯並びも違います。
歯ブラシのあて方や補助用具(フロス・歯間ブラシ)の使い方が分からない、やり方を教えて欲しい等ございましたら遠慮なく歯医者さんへ相談してみましょう。
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