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お口の健康維持で健康寿命(part3)



前回は「介護を必要とする方のお口のケア」についてお話ししました。

今回は「セルフケアに役立つ便利グッズについてお話ししていきます。



介護を必要とする方の歯とお口のケアに便利なグッズがたくさんあります。

上手に活用して、介護する側も介護される側も気持ちよく笑顔で継続しましょう。

そこでセルフケアに役立つ便利なグッズのお話をします。





●スポンジブラシ

食べかすや粘膜の汚れをとるにはスポンジブラシが便利です。

ちょうどよい硬さで弾力のあるものがおすすめです。




※使い捨てのブラシで棒の先にスポンジが付いていて

 主に介助用に使用する場合が多い



●舌ブラシ

舌の汚れ(舌苔)を取り除くためのブラシです。

舌は細菌がつきやすく汚れがちなため、舌専用のブラシで優しく汚れを取り除きましょう。





※舌苔は口臭の原因になるだけでなく、細菌の誤嚥による誤嚥性肺炎につながる可能性もあるため、舌苔の除去とても重要。ただ舌はデリケートな粘膜のため強い力を加えると傷つきやすい。舌ブラシを使って丁寧に行いましょう。





●吸引付きハブラシ

吸引チューブと接続することで吸引しながら歯みがきができます。

片手で吸引と口腔清掃の操作が同時に可能にることで安全に便利にケアできます。





※口腔内の奥にたまった水分は先端部の吸引口で、清掃時の汚れた水分は清掃面の吸引口で素早く吸引することで誤嚥のリスクを低減できる。






●綿棒・ガーゼ

口腔内の汚れをとったり、優しくマッサージするのに使用します。

綿棒は奥まできちんと届く長さのものを選びましょう。





※うがいができない、むせやすい人に向いている。

水に強くしなやかなものにすると軸が折れにくい。




●保湿剤・保湿ジェル

お口の中の保湿に使用します。乾燥して汚れがこびついているときにも、ふやかして取り除きます。





※スポンジブラシや口腔ケアシートと併用するとより効果が期待できる。






●口腔ケアシート

うがいができない場合などに、口の中を拭くために用いるウエットティッシュです。指に巻き付けて汚れを拭き取ります。





※嚥下障害がある人に最適。消毒効果が高いアルコールタイプや保湿に優れたノンアルコール等いくつかの種類があ。乾燥が気になる場合はノンアルコールタイプの柔らかいシートを併用するとよい。


●義歯用ブラシ

硬い毛と柔らかい毛があり、義歯の場所によって使い分けできます。






※大きいブラシの形状は束が山型のもの、小さいブラシの

ケアしは細長いものが便利。






●ガーグルベースン

うがいの際の受け皿として使用します。





※自由に動き回れない人、車いすを使用している人など、洗口所に行きにくい場合などに利用します。









今回は「高齢者のお口のトラブルとケア」について8回に分けてお話をさせて頂きました。

いまや「人生100年時代」生涯にわたっていきいきと元気に過ごすために、年齢に合った

ケアで、お口の中から健康を維持しましょう。

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