こんにちは!
患者様のユニットから見える景色です。
さすが杜の都仙台!!緑がきれいですね。
こんな景色の中で、ゆったりとした気持ちで診療ができるのは当院ならではの光景。
院長はじめスタッフも緑に元気をもらい
癒されています。
この景色は患者様からも好評です🌳
「6月4日は虫歯予防デー」です。
「む・し」と読めることからこの日に定められました。
~虫歯予防デーだからこそ学んでみよう!!~
虫歯予防は小さいころからの歯みがき習慣が大切ですね。
お家で、なかなか歯みがきしてくれず困っているお母さんも少なくはないと思います。
虫歯予防デーは様々な活動が行われています。
せっかくなので親子で参加されて歯みがき習慣を身につけてもらいましょう。
歯に関する絵本の読み聞かせ
保育園では絵本や紙芝居を読み聞かせる所も多いようです。
子どもにとって一番楽しく虫歯予防を学べる方法かもしれません。
歯に関する絵本はたくさんあるので、お家でも子供に読み聞かせましょう。
子どもの虫歯予防で大切なこと
虫歯予防への取り組みは子供の頃からしっかり実践していくことも大切です。
家庭での正しいケアを行い、歯医者さんでの定期的な検診を欠かさないようにしましょう。
お家ですぐできる虫歯予防
子供が虫歯になったら、お母さんが一番責任を感じてしまうと思います。
虫歯ができる子もいればできない子もいます。
違いは?なんでしょう?
虫歯は歯みがきだけでは防げないからです。
正しい方法を実践して、子どもの虫歯を予防しましょう。
●3歳までは虫歯菌の感染を減らす●
生まれたばかりの赤ちゃんの口には、虫歯菌がいないことをご存じですか?
虫歯菌は親などの身近な大人から感染してしまうのです。
虫歯菌は歯がないと定着しないので、感染の窓と呼ばれる乳歯が生え始めた2歳前後から注意をしましょう。3歳くらいまでに感染しなければ虫歯になりにくいと言われています。
大人と同じ食器を使ったり、噛んだものを食べさせたり、口にキスしたりするのもできるだけ控えるようにしましょう。
●だらだらと食べさせない●
口の中に入る糖分が虫歯菌のごちそうです。糖分を食べた虫歯菌が酸を出して歯を溶かすことが虫歯の要因です。
溶けた歯は唾液に含まれるカルシウムで修復されますが、再石灰化と呼ばれる修復が始まるまでには食べ終えてから時間を置かないといけません。
食事をだらだら食べたり、お菓子をちょくちょくつまんだり、ジュースを飲み続けたりしては、歯が溶け続けてしまします。
食べる時間はしっかり決めて、それ以外では口に入れないようにしましょう。
歯医者さんで虫歯予防
●定期健診を欠かさずに●
虫歯になる前に歯医者さんに行くことが大切です。
歯が生えた時から3ヵ月に1回は定期健診に行くよう心がけましょう。
乳歯から永久歯への生え変わりの時期は、子供も歯を磨きにくいので、どうしても磨き残しができます。
歯医者さんでは、虫歯の早期発見だけではなく歯並びや生えかわりに問題がないか確認してもらうことができます。
●フッ素塗布して強い歯にする●
フッ素には歯質を強くしたり、口の中に発生する酸を抑えたりする作用があります。
子供の場合、生えたての乳歯や永久歯は、歯の質が弱く虫歯になりやすいのです。
歯の表面に塗ることで、虫歯菌に溶かされにくい歯になるのです。
大人だって虫歯予防
子供だけでなく、大人も普段から虫歯予防に対する意識を持つことが大切です。
その取り組みとして、80歳になっても自分の歯を20本以上残すことを目標にした
「8020運動」があります。
80歳で歯を20本以上残すための「8020運動」
いつまでも自分の歯で美味しいものを食べ続けられるようにと、1989年から日本歯科医師会と厚生労働省が推進している運動です。
2008年からは日本医師会が50%以上の達成を目標に掲げています。
厚生労働省の調査によると、運動開始当初の達成率は7%ほどでしたが2012年には38.3%にまで伸びました。
スウェーデンでは国民の80%以上が達成しているので比べるとまだまだ開きがあると言えます。
今からはじめよう!!虫歯予防
●デンタルフロスや歯間ブラシを使うようにしよう●
虫歯の発生の9割近くが歯と歯の間です。歯と歯の間にある歯垢(プラーク)は歯ブラシでは歯ブラシでは落とせません。
虫歯だけでなく、歯周病も防げるので歯みがきの習慣に加えてみましょう。
●自分の歯と口の健康状態を把握すること●
歯の定期健診は健康診断と同じこと!!
年齢を重ねていけば行くほど虫歯菌を中和する唾液が少なくなるので、歯は細かいケアを必要です。
お口の中の状態に合わせて3~6ヵ月に1回は検診にいくようにしましょう。
定期健診の最大のメリットが歯周病の早期発見です。
歯の抜ける原因は虫歯と歯周病ですが、歯周病は痛みなどの自覚症状が少ないので気づきにくいです。
差はありますが、20歳代で約7割、30~50歳代は8割、60歳代は約9割と言われてします。
もしも現在、8020に達成できない状態であっても、残った歯を大事にすることには変わりはありません。
歯が1本でも多ければ、それだけしっかり噛めます。良く噛めれば唾液が多く出るので、口の中がきれいになります。
良く噛むことで刺激が歯根膜から脳に伝わるので、認知症予防につながってきます。
歯がないことで上手に話せない、人前で笑うことを我慢する、入歯が合わなくて悩んでいる、硬いものが食べられないといった事は大変なストレスです。
豊かな生活というのは歯があって成り立つことが多いと思います。
虫歯予防デーは
子供だけではなく、大人も自分の歯の健康状態を見つめ直すチャンスです!!
セルフケアとプロフェッショナルケアの両面から、虫歯予防を徹底しましょう。
80歳を過ぎても歯で悩むことなく、好きに話して、笑って、何でも食べれる豊かな生活を目指してみてはいかがでしょうか?